大建工業(大阪市北区)は12月21日、宿泊施設や商業施設などで需要が拡大している機械すき和紙を原材料とする「ダイケン健やかおもて」の新製品を発売する。また、2018年度にかけて畳おもての生産体制強化に着手し、“畳おもて事業”の強化を図る。
新製品として投入するのは、より本物のイ草に近い外観を再現した高意匠タイプの『銀白 極(きわみ)山葵色(わさびいろ)』と、和の伝統模様のひとつでもある「市松柄」を用いることでデザイン性を高めた『銀白 市松(いちまつ)』の2タイプの新柄。製品ラインアップ拡充によって、高級志向の客やデザイン性を求める客などの多様なニーズに応える。
生産体制の強化については、主に東日本エリアの供給を担うグループ会社の会津大建加工(福島県会津若松市)において、工場建屋の新設と生産設備の増強を行う。着工は2018年1月、完工は同年9月を予定する。これにより、現在の生産能力3万畳/月を、2019年3月までに4万畳/月に引き上げる。投資額は工場建屋の新設に約5億円、生産設備の増強に約1億5000万円を計画する。
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