住宅金融支援機構(東京都文京区)は12月19日、民間住宅ローンの貸出動向調査(2017年度)の結果を発表した。民間住宅ローンを取り扱う金融機関(329機関)に対し、住宅ローンの貸出実績、取組姿勢、営業戦略、審査、リスク、証券化の動向などに関するアンケート調査の結果をまとめたもの。調査時期は2017年7月~9月。
2016年度新規貸出額の金利タイプ別構成比は、「固定期間選択型(10年)」が28.8%となり、前回調査(2016年9月~10月)比10.6ポイントの大幅増加を示した。「変動金利型」は49.9%で同11.9ポイント減少した。新規貸出額の対前年度増減では、借換について「大幅増」と回答した機関が26.1ポイント増の47.3%となった。
取扱中の商品では、「新築向け」「中古住宅向け」「借換」「リフォームローン」について大部分の回答機関が取り扱うなか、「リバースモーゲージ」が前回調査から5.3ポイント上昇して16.0%となった。今後重視する商品では、「新築向け」が80.7%で最多、次いで「中古住宅向け」(71.1%)、「借換」(69.3%)となった。前回調査との比較では「中古住宅向け」「リフォームローン」がそれぞれ7.4ポイント、7.0ポイントの増加を見せた。
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