SAREX(サレックス:住環境価値向上事業協同組合、山田一元代表理事TEL03・6425・3909)は5月19日、年次総会とメンバーズサミットを開催した。
総会では「地域を守り抜く」「OB施主を守りぬく」という地域に必要とされる工務店としてのスタイルの再確立するとの方針を確認。山田代表理事の議事進行のもと新年度の事業計画などを承認した。 また、新理事に中里一雄氏(創建舎)が、新監事に福井綱吉氏(ケイ・ジェイ・ワークス)が就任。
新規事業としては、「Forward to 1985 energy life」運動を提唱する野池政宏氏(住まいと環境社)をコラボレーター(共同研究提案者)に迎えて住まいのエネルギー問題や自立型エナジーハウスのありよう、既存住宅のエコ改修について検討する「パッシブ・エナジー・パスメソッド研究会」を立ち上げることが決まり、サミットのなかで野池氏が方向性を説明した。
5月18日時点の構成員は、正工務店メンバーが62社、準工務店メンバー2社、技術支援メンバー(賛助会員)4社、資材メンバー(賛助会員)15社。
総会後は「メンバーズサミット」と題した研修会が行われた。不動産ジャーナリストの山下努氏が『住宅産業絶望未来』をテーマに講演したほか、構造家の山辺豊彦氏(山辺構造設計事務所)が東日本震災で見えてきた構造の課題について整理した。サミット後には懇親会が開催され、前理事長で現・全建連会長の青木宏之氏も駆け付けた。
20日には「工務店力向上ワークショップ特別編」を開催。芝浦工業大学教授・蟹澤宏剛氏、宮坂建築事務所・宮坂公啓氏、ARU田口設計工房・田口隆一氏、岩下繁昭氏の各コラボレーターが講演したほか、伊礼智設計室の伊礼智氏が「空間の持つ力-空間としての標準化」をテーマにレクチャーを行った。
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