otta(福岡県福岡市)は来年1月~3月にかけて、九州電力(福岡県福岡市)と共同で、IoT技術を活用した「大切なひと」の見守りサービスに関する実証実験を福岡市で行う。福岡市実証実験フルサポート事業に採択され、福岡市及び福岡地域戦略推進協議会の協力のもとで実施する。
同実験では、ビーコン(電波受発信器)を搭載したホイッスル型の専用端末を持つ子どもや高齢者の位置情報履歴を、家族や保護者などがスマートフォンやパソコンで把握する。また、予め登録した基地局付近を見守り対象者が通過した場合に、位置情報を専用アプリやメールで通知を受ける。
同実験で使用する専用端末は、GPS端末と比較して低コストかつ電池寿命が長いため、頻繁に充電する必要がない。また、ビーコンの電波を受信する基地局も、電源コンセントにさすだけで設置できるため、サービスの基盤となるシステムを速やかに構築できることが特徴となる。さらに、無料アプリをインストールした地域の人自身のスマートフォンを、ビーコンの電波を受信する基地局として活用し、「地域のみんなで見守る」ことを目指す。
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