桧家ホールディングス(東京都千代田区)は、新時代冷暖システム「Z空調」の空調効率向上を目的とするIoT住宅実験棟を千葉県柏市に建築し、グラモ(東京都豊島区)のネットワーク接続型高機能学習リモコン「iRemoconZ+Wi-Fi」(以下、「iRemocon」)とスマートスピーカーを活用した実証実験を来年2月から開始する。
実験棟では、現在主に廊下やホールに設置しているビルトインエアコン本体のセンサーで行う「Z空調」の温度感知を、生活拠点となるリビングなどに設置した「iRemocon」のセンサーで行うことで空調効率を高める。また、人が活動しない夜間や不在時に設定温度を抑えるなど住まい手の生活パターンに合わせた省エネ運転を「スマートコーディネーションシステム」で自動制御し、ランニングコストの軽減を目指す。
さらに、日射熱の室温への影響を考慮したシャッターと室内ブラインドの自動制御も行う。そのほか、照明や赤外線対応家電の音声コントロールなど、「iRemocon」とスマートスピーカーの連携によるIoT住宅の優位性ついても検証する。
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