木の良さや価値を再発見させる優れた製品や取り組みを表彰する「ウッドデザイン賞」の表彰式が12月7日、東京ビッグサイトにて開催された。
今年の「ウッドデザイン賞2017」では、応募総数453点の中から250点が入賞し、そのうちの25点(最優秀賞1点、優秀賞9点、奨励賞15点)が上位賞として表彰された。
最優秀賞(農林水産大臣賞)を受賞した「ノーザンステーションゲート秋田プロジェクト」は、行政・大学・地元企業が連携して、JR秋田駅と自由通路、待合ラウンジ等を秋田杉を使い統一したデザインで創り上げた。
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最優秀賞を受賞したノーザンステーションゲート秋田プロジェクトと作品(JR秋田駅)
審査委員長の赤池学氏は、「地域の大企業と中小企業、大学が戦略的に連携し地域材を使ったインパクトのある作品を世に知らしめた」と同プロジェクトを称えた。また、審査委員長賞である奨励賞にも触れ、「まだ事業規模が小さいながらも我々が気づかなかった新しウッドデザインの可能性にチャレンジした」として、これからのさらなる取り組みに期待を寄せた。
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奨励賞「しそう杉の家―播磨地域における里山の循環型住居システム」(山弘、しそうの森の木)。林業との連携、地域に根差した住宅デザイン、地域循環型の生産システムの一貫した取り組みが評価された
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