感性価値とは「生活者の感性に働きかけ、感動や共感を得る何か」
差別化のために
よく「差別化」ということを言います。
差別化とは、裏を返すと「自社を選んでもらう理由」です。
差別化には独自の価値が必要ですが、その価値は
①「機能価値」=モノの価値
②「感性価値」=コトの価値
に分けることができます。つまり、「コト売り」=「感性価値」の提供ということになります。
感性価値とは「生活者の感性に働きかけ、感動や共感を得る何か」で、分かりやすく言うと「感覚、センス、スタイル」です。「なりたい自分」や「自分の幸せ」というモノサシに合う感覚、センス、スタイルを感じさせる提案ができれば、強く差別化ができます。
機能価値=機能・性能といったスペックにこだわる人はももちろんいますが、一目でそれを比較することは難しい。
ところが感性価値=感覚、センス、スタイルは「自分に合いそう」「幸せになれそう」=「何かいいね」という気持ちを瞬間的に感じさせることができます。
情報、特に売り込み情報があふれている現在は、スペックよりもまず感覚、センス、スタイルの部分で「何かいいね」と見た瞬間に感じてもらうことが重要になってきています。
つくり手としてもホームページやチラシでプロモーションしていると思いますが、スペックを売り込むひとつ前に、「何かいいね」=自分に合いそう・幸せになれそうという感覚、センス、スタイルを表現することが大事です。
これがつくり手における「コト売り」の第一歩だと考えています。
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