野村不動産アーバンネット(東京都新宿区)は12月5日、不動産情報サイト「ノムコム」に、空室の場合でも仮想の家具あり空間を表現できる「VRホームステージング」を導入した。ナーブ(東京都千代田区)が提供するVRシステム「VR内見」に、リビングスタイル(東京都新宿区)が保有する100万点以上の家具データベースを組み込み、360度カメラで撮影した室内の写真にCGの家具データを配置するもの。
同社は「野村の仲介+(PLUS)」各店が媒介契約を締結した首都圏エリアの一部物件を対象に、リビングと主寝室に「VRホームステージング」を施し、「ノムコム」に掲載していく。「VRホームステージング」実施にともなう売主の費用負担はなし。購入検討者は、パソコンやスマートフォンの画面で、家具あり・家具なしの室内を見ることができる。
同社は今後、利用状況や客の満足度などの効果検証を行ったうえ、「VRホームステージング」実施対象物件の拡大を検討する。また、ナーブと協力して「VRホームステージング」機能の課題検証・操作性の改善に取り組む。
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