グッドマン(北海道札幌市)は、2017年度北海道発明協会会長賞を受賞した、温度差換気や風力換気を利用し自然給排気を行う「グッドマン換気口」を販売する。
同製品は、高気密空気の温度差によって起こる「煙突効果」を利用して換気を行う。空気抵抗が少ない形状の換気口内部を上下に仕切ることで、上部では暖かい空気を排気し、下部では排気された分の空気を室外から自動で取り入れる。
室内側に設けられている換気口ダンパーは、開口角度により換気量を容易に調節することが可能。また、ダンパー上部で内外の空気が混じり合うことで寒さが緩和され、冷暖房時のエネルギーロスを抑えられる。
さらに、南北・東西など対向した部屋にそれぞれ設置することで、外気圧による通風を得る効果もある。
開発以来250回以上にわたり同製品を改良し続けてきたという開発者の斎藤武夫氏(同社社長)は、「今までは高気密のマンションで使用されることが多かったが、昨今は住宅での採用も増えてきた」と話し、「国内のみならず世界に通用する技術だと思う」と自信を見せた。
本体価格は内外セットで1万5800円(税別)から。詳しくは総販売元の日浦(北海道札幌市)まで。
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