大建工業(大阪市北区)はこのほど、同社床材工場の所在地である三重県の大型児童館施設「みえこどもの城」に、日本農業遺産に認定された“尾鷲ヒノキ”を活用した木質化空間製品「ウッドキューブ」を寄贈した。寄贈品は、施設1階ミュージアムショップ内に設置され、ショップ商品の陳列棚用途として12月3日から展示運用を開始する。
「ウッドキューブ」は、国産木材・地域木材を使用した90mm角の集成材を使用した柱・梁(はり)・土台(どだい)の3つの主要材で立方体状に構成した基本構造に、床、壁、照明などの部材を組み合わせたユニット型の木質化空間パッケージ。建築躯体に固定する大掛かりな工事を行うことなく設置でき、設置場所の利用用途に合わせて多様な空間づくりが可能となる。
今回の寄贈品は、柱などの主要な部材に、日本農業遺産に認定された“尾鷲ヒノキ”を活用するとともに、床材には土足使用に対応するため、同社の独自技術であるWPC加工を同ヒノキに施した『コミュニケーションタフ』を使用。また、商品陳列棚には、床材と同様に“尾鷲ヒノキ”で作られたカウンターを使用した。
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