施主と一緒に学び尊敬しあえる関係を築いていきたい
尊敬しあえる関係に
「家づくりという生活者にとって一生に一度の大きな仕事を通して、一緒に学び尊敬しあえる関係を築いていきたい」。そう考えると、住宅にとどまらない大きな可能性が見えてくると蓬台社長は話す。実際、都田建設の事業領域もインテリアショップ、さらには食にも広がっている。
「今の住宅建築業界は働く人が自信をなくしていて暗い。だが、ドロフィーズのような活動がお客様に評価されると、自信にもなり、自然と明るくなれる。また、笑いながら家づくりをする親を見ると、子ども明るくなる」
本当に必要なのは、人や組織と地域・社会とのつながり。事務マンと一人の施主ではなく、施主と会社全体。こんな付き合い方ができる会社を住まい手は求めているのではないか―蓬台社長はこう考えている。
大手ハウスメーカーにはブランドという武器があるが、全社をあげて顧客を向いているという意識は地域の企業ならでは強み。顧客も含めてみんな仲間―これが都田建設の目指す工務店のあり方だ。
都田建設
静岡県浜松市
1986年に大工、内山覚が内山建築店として独立。(有)都田建設を経て、2001年に(株)都田建設に。2007年に蓬台浩明が社長就任。2009年にインテリアショップ「ドロフィーズ・インテリア」オープン。リフォーム・ブランド「棟梁組」をスタート。静岡大学との共同研究「子育て空間研究所」発足。2010年に、静岡県地球温暖化防止活動知事褒賞、地球温暖化防止活動環境大臣表彰を受賞。社員数38人。年商は22億円(2009年度)
蓬台浩明社長
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