ニチハ(名古屋市)は、同社の内外壁材を使用した施工作品を対象とした「NICHIHA SIDING AWARD2017」の受賞作品を発表した。応募総数378作品の中から、住宅部門、非住宅部門のグランプリなど19作品が選出された。審査員は、難波和彦氏(委員長)、飯島直樹氏。
住宅部門のグランプリは、ポーラスターデザイン一級建築士事務所による栃木県の「I様邸」が受賞。凜とした切妻屋根に金属サイディングの繊細な垂直線や鼻隠しの斜線、フェンスの水平線が呼応し、住宅を軽やかで魅力的なものにしている点が評価された。
非住宅部門のグランプリは、デザイン・ワークスによる埼玉県の「レクサス CPO 浦和美園」が受賞。ブラックのサイディングに木・石を組み合わせることで上質感を高めているほか、全体をカバーする1枚の水平面がウエルカムウイングや間接照明として機能し、空間の魅力を効果的に演出している点が評価された。
同コンテストは、さまざまな建築物に採用されている窯業系サイディングの外観デザインと施工品質の向上という観点から開催。参考事例として活用されることを目的としている。
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