不動産情報サービスのアットホーム(東京都大田区)はこのほど、東京で1人暮らしをする社会人男女624名(男女各312名)を対象とした「1人暮らしの社会人が東京で幸せに生活するために必要な住まいの条件」調査を実施した。
1人暮らしの社会人が東京で幸せに暮らすために、最低限必要だと思う「家の広さ(延床面積)」を聞いたところ、「20m2以上25m2未満」が20.0%で最も多く、平均は34.0m2だった。現在居住している住まいの広さは平均36.0m2だった。
同様に、最低限必要だと思う「間取り」は、「1K」が31.6%で最多、次いで「1LDK」が23.2%で続いた。現在の住まいの間取りでも「1K」が41.2%で最も多かった。2位には「1R」(13.9%)が続いた。
古くても築何年までの住まいなら、1人暮らしの社会人が東京で幸せに暮らせると思うかを聞いたところ、「20 年以上30 年未満」が28.2%で最多。平均は26.7年だった。現在の住まいの築年数は平均20.7年だった。
「自宅から最寄り駅までの徒歩分数」が、長くても何分までなら、1人暮らしの社会人が、東京で幸せに暮らせると思うかを聞いたところ、「10分以上15分未満」が43.3%で最多、次いで「15分以上20分未満」(28.7%)が続いた。平均は13.0分だった。現在の徒歩分数は平均8.9分だった。
同様に「片道の通勤時間」を聞いたところ「60分以上80分未満」が41.5%で最多。平均は49.1分だった。現在の通勤時間は、平均38.3分だった。
東京での幸せな一人暮らしに最低限必要だと思う「年収」を聞いたところ、平均428.3万円、最も多い金額帯は「300万円台」だった。男女別では、男性が平均482.2万円、女性が平均374.8万円とかなりの差がみられた。現在の年収は、男性が平均481.4万円、女性が390.2万円だった。
同様に、最低限必要だと思う自宅の「設備・仕様」について聞いたところ、「エアコン」(73.1%)、「独立したバス・トイレ」(58.3%)、「インターネット回線」(55.9%)が上位だった。また、現在の自宅にある設備・仕様では、「エアコン」=88.5%、「独立したバス・トイレ」=74.0%、「インターネット回線」=61.7%となり、最低限必要な設備・仕様の上位3位については、現在の住まいでも満たされている人が多いことが分かった。
男女別でみると、「独立洗面台」「モニター付きインターホン」「オートロック」で、女性の方がそれぞれ20ポイントほど高かった。
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