木材で暮らしと社会を豊かにするモノ・コトを表彰する「ウッドデザイン賞」2017年の最優秀賞(農林水産大臣賞)、優秀賞(林野庁長官賞)、奨励賞(審査委員長賞)の25点が、11月20日に最終選出された。
最優秀賞には、建築・空間分野から「ノーザンステーションゲート秋田プロジェクト」が受賞。JR秋田駅を中心に、秋田県、秋田市、JR東日本が地域と連携したプロジェクトで、地域資源の秋田杉をはじめ県産材を活用した新たな景観・公共空間を実現した。木に囲まれ、木に癒やされる消費者目線の空間づくりが評価された。
優秀賞には、ライフスタイルデザイン部門から、studioJig(奈良県)の家具「CJシリーズ」、艸建築工房(高知県)「宿毛商銀信用組合本店」、ナイス(神奈川県)、木と住まい研究協会(東京)ほかの「木と住まいの大博覧会」が選ばれた。
ハートフルデザイン部門からは、北清建設(北海道)ほかの「地域の森とつながる『薪ストーブのある家』づくり」、錦エステート(宮城)ほかの「木の室内創造あそび場『感性の森』」、ストーリオ(新潟県)「曲げ木バネのマウスパッド・曲げ木の万年筆ケース」が受賞。
ソーシャルデザイン部門からは、シェルター(山形)ほかの「Gビル自由が丘01 B館」、院庄林業(岡山県)「ドローン(UAV)を使用した院庄林業新立木購入システム」、三井ホーム(東京都)「木造建築用高性能床遮音仕様『Mute床遮音システム』」が受賞。
優秀賞9点は、建築・空間・建材・部材、木製品、コミュニケーション、技術・研究の分野から幅広く選出された。
12月7日には東京ビックサイトにて表彰式を開催。また、9日まで全受賞作品の展示会やテーマ別セミナー等を開催する。
住宅ビジネスに関する情報は「新建ハウジング」で。試読・購読の申し込みはこちら。