千葉商科大学(千葉県市川市)は11月14日、2020年度を目標に、同大学所有のメガソーラー野田発電所等で発電するエネルギー量と市川キャンパスで消費するエネルギー量を同量にする「自然エネルギー100%大学」を目指すと表明した。
同大学は、国内の大学単体では最大というメガソーラー発電所を千葉県野田市に建設し、発電した電気を東京電力に売電する「太陽光発電事業」を2014年4月に開始。敷地約4万6781m2に約1万枚のソーラーパネルを設置し、2016年度には一般家庭約800世帯が1年間に使う電気量に相当する年間約317万kWhを発電し、再生可能エネルギーの促進に取り組んでいる。
同大学の宣言と取り組みは、自然エネルギー100%の実現を提唱する世界的なイニシアチブ「自然エネルギー100%プラットフォーム」に11月13日付で登録された。
また、同大学は今回の取り組みを起点に、地域に持続可能な恩恵をもたらす地産地消のエネルギービジネスを行う「CUCエネルギー株式会社」を設立。同社は同大学に対して省エネ機器のリース事業等を行うほか、同大学と連携しながら小売電気事業者として地域の自然エネルギーを売買する構想や、省エネルギーに関する包括的なサービスなどを展開する予定。
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