LIXIL(東京都千代田区)は、同社が運営するLIXILギャラリー東京会場の企画展として、12月7日から2月24日まで「織物以前 タパとフェルト」を開催する。
南太平洋の島々で作られてきた樹皮布「タパ」と、羊毛を縮絨させるユーラシアの「フェルト」は、織物へと技術が進化する以前から人々の暮らしの中でさまざまな用途に使われている。同展ではこの素朴で力強い不織布の魅力を、タパ研究を続ける福本繁樹氏と、東西アジアで圧縮フェルトの技術調査を行った長野五郎氏らによって収集された約60点の資料を通して紹介する。
パプアニューギニア、フィジー、トンガの3地域のタパを展示したコーナーでは、それぞれの文様や色彩の違いをみることができる。また、フェルトのコーナーでは、伝統的な技法による敷物や遊牧民のマントなどを展示。材料や道具類、制作工程を紹介するスライドショーなども披露する。
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