国土交通省は11月10日、2017年度「サステナブル建築物等先導事業(気候風土適応型)」の第1回応募案件2件の中から2件のプロジェクトを採択したと発表した。
同事業は、地域の気候風土に応じた木造建築技術の継承・発展と低炭素社会の実現に貢献するため、伝統的な住文化を継承しつつ、環境負荷の低減を図るモデル的な住宅の建設に対して、国が掛かり増し費用の一部を補助するもの。
採択した案件は、「東京の土壁の家」(申請者=株式会社シティ環境建築設計/高橋昌巳、建設地=東京都練馬区、建物階数=2階建て、延床面積=100.66m2)と、「土間と風の家」(申請者=野の草設計室/徳永飛香、建設地=愛媛県松山市、建物階数=2階建て、延床面積=117.53m2)。
採択にあたっては、専門家による評価委員会が評価を行い、評価結果を踏まえて同省が支援対象プロジェクトとして決定した。
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