パテント・リザルト(東京都文京区)は11月7日、独自に分類した「ハウスメーカー」の企業を対象に、各社が保有する特許資産を質と量の両面から総合評価した「ハウスメーカー特許資産規模ランキング2017」をまとめて発表した。2016年4月1日から2017年3月末までの1年間に登録された特許を対象とし、企業ごとに総合得点を集計したもの。
集計の結果、1位は大和ハウス工業、2位はトヨタホーム、3位は旭化成ホームズとなった。
大和ハウス工業は、「空気清浄装置および空気清浄システム」や「開口部構造」に関する技術などが注目度の高い特許として挙げられた。どちらの技術も後願他社の拒絶査定において、先行技術として審査官引用されている。
トヨタホームの注目度の高い特許には、「建物」や「エネルギー消費表示システム」に関する技術などが挙げられた。
旭化成ホームズの注目度の高い特許には、「木造軸組建物」や「蒸散体」に関する技術などが挙げられた。前者の特許はPCT国際出願により、台湾へも出願されている。
また、4位のミサワホームは「シート挟持装置、防水装置及び防水面材」や「バルコニー付き住宅」に関する技術など、5位の積水ハウスは「木造住宅の耐力壁」や「耐火部材、防火構造体、構造物および防火構造体の施工方法」に関する技術などが、注目度の高い特許として挙げられた。
住宅ビジネスに関する情報は「新建ハウジング」で。試読・購読の申し込みはこちら。