パナソニックESテクノストラクチャー(大阪府門真市)は、木造耐震工法「テクノストラクチャー」を採用する非住宅向けに、通常の柱よりも大きな荷重を支えられる「テクノ柱」を開発。10月31日から設計対応をスタートした。
テクノストラクチャーは、木と鉄の複合梁「テクノビーム」と高度な構造計算により、大空間と斬新な外観デザインを実現する工法。最大スパン10m、最大天井高さ4mまで可能として非住宅分野でも需要が増えているという。
今回開発したテクノ柱は、国産スギ集成材の180角柱(通常105角)で、大きな荷重を少ない柱で支えることが可能。
上部の柱頭金物には4方向からテクノビームを接合できるため、効率的に梁を配置し、物件ごとの要望に合わせて梁サイズを抑えた提案ができるようになる。
また、下部には基礎と直結する柱脚金物を採用。土間床に配置しても、土台や基礎の立ち上がりといった障害物がないため、自由なレイアウトを求める店舗やオフィスに対応する。
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