Looop(東京都文京区)、クリプトマイニングジャパン(CMJ、大分県大分市)、テックビューロ(大阪府大阪市)の3社は11月2日、仮想通貨採掘(マイニング)事業に関する業務提携を発表した。また、LooopとCMJはテックビューロのCOMSAソリューションを用いたICO(仮想通貨発行による資金調達)の実施計画を発表した。
今回の提携では、テックビューロが仮想通貨の取引所を、Looopが安定した安価な電力を、CMJが効率の高いマイニング機材とノウハウを持ち寄ることで、国際的にも競争力のある仮想通貨マイニング関連事業の開始を目指す。
再生可能エネルギーを得意とするLooopは、太陽光発電のノウハウや余剰電力を活用し、一般的に流通している電気代の価格を大きく下回る価格で同事業に対して電力を供給する。
マイニング技術を有するCMJは、高いモビリティと採掘効率を実現した独自設計のマイニング専用コンテナの他、それを活用したクラウドマイニングサービスやマイニングプールを提供する。また、CMJのマイニング専用コンテナ上にLooopの太陽光発電施設を設置することにより、面積あたりの防熱と発電、マイニングの効率を同時に向上する。
仮想通貨取引所Zaifを提供するテックビューロは、CMJのマイニングサービスに対して仮想通貨による決済技術や直接の仮想通貨売却機能を提供するほか、価格下落時にもリスク分散が可能なデリバティブ商品などを提供する。
ICO実施について、Looopは発電事業とマイニング事業の拡大に向けて、今年12月から来年2月までのいずれかの時点の実施を目標として具体的な実施計画を検討する。CMJは、国際的にも展開可能なマイニングコンテナの開発販売とマイニングプールの提供、クラウドマイニングサービスの提供を目的として、今年12月もしくは来年1月にICOを実施する。
住宅ビジネスに関する情報は「新建ハウジング」で。試読・購読の申し込みはこちら。