建材商社の紅中(大阪市浪速区)は、国産材品質表示推進協議会のSSD(スーパースモークドライ)プロジェクトにて製造・供給する「SSD球磨杉Jポスト」を11月中旬より販売すると発表した。
同製品は、球磨杉の原木丸太大径部位を構造用材の芯去り製材手法により有効活用した杉柱角。同協議会では、これまで需要が少なかった球磨杉の利用拡大を通じ、山への還元と地域活性化に貢献できるとして期待を寄せる。
元玉大径部位からの芯去り製材の効用で、節・干割れが抑えられるのが特徴。中温域乾燥により良好な色艶など意匠性も備えた。また、JAS機械等級区分構造用製材規格に基づき、品質基準はE-70以上・SD-20以下に定める。
製造過程でもエネルギーの大半を木質バイオマス(場内発生の端材・木屑)で賄いカーボンニュートラルな低炭素型の製造方法をとっている。また、一般KD材と同等価格を実現したとする。
住宅ビジネスに関する情報は「新建ハウジング」で。試読・購読の申し込みはこちら。