京セラ(京都市)は10月31日、都内で2018年3月期第2四半期(2017年4~9月)の決算説明会を開催した。
連結の売上高は、前年同期比13%増の7383億4500万円で上期として過去最高額となった。営業利益も同105.7%増の695億500万円となり2倍超の大幅増。純利益は69.8%増の613億8700万円となった。産業・自動車用部品や電子デバイス、複合機・プリンター関連のドキュメントソリューションセグメントが売上拡大に寄与した。
住宅関連事業が属する生活・環境セグメントは、売上高は前年同期比14.6%減の528億1300万円となった。ソーラーエネルギー事業における米国事業の縮小が影響した。今後の事業拡大への取り組みとしては、分散する太陽光発電や蓄電池のエネルギーリソースを一つの発電所として機能させるVPP(バーチャルパワープラント・仮想発電所)の実現を目指し、経済産業省VPP構築実証事業へ参画するなど実用化に向け本格的に力を注ぐとした。谷本秀夫代表取締役社長は「再生可能エネルギー普及の一翼を担いたい」と語り、再生可能エネルギーの安定的かつ有効的な活用を今後の注力分野の一つに挙げた。
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