建築家・隈研吾氏が設計・デザインしたコミュニティ施設「陸前高田アムウェイハウス(仮称)」が2018年春に着工、同年内に竣工する。同施設は、日本アムウェイ財団(東京都渋谷区)が東北支援プロジェクトの取り組みとして建設するもの。
隈氏は、陸前高田の材料をふんだんに使うと同時に、「気仙大工」の技を継承すべく江戸時代から伝わる腕木、長屋門、大屋根などの伝統技術を施したコミュニティハウスにしたいと語る。施設は、子育て支援施設、障がい者就労支援カフェ、社会福祉相談センター、観光物産案内センターから成り、新しい街づくりに向けたインフラ整備と地域活性化の拠点としての役割が期待される。
10月27日に設計デザイン発表会が行われた。左から、日本アムウェイ合同会社社長・ピーター・ストライダム氏、隈研吾氏、陸前高田市長・戸羽太氏
陸前高田アムウェイハウス(仮称)の模型