大手太陽光パネルメーカーのジンコソーラー(中国・上海)は10月25日、同社が開発したP型単結晶PERCセルが変換効率22.78%を達成したと発表した。中国科学院の検査実験室による検証で、同社が今年記録した22.04%を上回り、世界記録を更新したという。
また、ドイツの認証機関であるTUVラインランドの実験室による検証では、同社の60セルのP型単結晶パネルの出力が356.5W、同型多結晶パネルの出力が347.6Wを達成した。
同社のP型PERC太陽電池の変換効率向上は、高性能P型シリコン基板、鈍化技術、複層反射防止膜技術、SE(セレクティブ・エミッタ)技術、マルチバスバー技術などを採用して実現したもの。SE技術とマルチバスバー技術は、電池表面の損耗を大幅に削減し、PERCセルの開放電圧と変換効率の増加を実現した。
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