住宅メーカーのライフデザイン・カバヤ(岡山市北区)は10月23日、CLTを使用した3階建て自社事務所ビル(福山支店)を広島県福山市南蔵王町で着工した。竣工は2018年3月を予定する。
今回着工した自社事務所ビルは、CLTと重量鉄骨のハイブリッド構造を採用し、現状ではCLTパネルのみで構成することが難しいデザインの確立を目指した建物。CLTパネルで面材耐力壁と水平構面を構成し、鉄骨梁を採用することで強固な接合部と施工性の向上を実現。これにより、2階打ち合わせスペースである12.5mのボックス空間をV字柱のみで支え、大きく跳ねだした6mのキャンチレバーを可能にする。
また、内装では複数箇所でCLTを現しとして活用し、木ならではの柔らかな表情を与える。
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