YKK AP(東京都千代田区)窓研究所は、窓学10周年を記念したエキシビション「窓学展-窓から見える世界-」の巡回展を10月21日から金沢工業大学でスタートする。11月12日まで会期中無休、入場無料で開催する。
「窓学展」は、9月28日~10月9日まで東京のスパイラルで開催し、約1万5000名が来場した。今回、全国各地の人々へ多彩な窓の世界を伝えるため、これまでの研究成果に焦点をあてた巡回展を企画。全国5カ所の大学のギャラリー(金沢工業大学、東北大学、名古屋工業大学、大阪市立大学、九州大学)で開催する。
展示の見所は、伝統工芸において窓の果たす役割を解明した「窓の仕事学」や、漫画の中に描かれた窓から時代の変化や窓辺の想像力を読み解いた「窓の漫画学」など、建築だけでなく伝統、文化、サブカルチャーまで、幅広い年代、分野の人が楽しめる内容となっていること。また、建築家の西澤徹夫氏がデザインした巡回展仕様の「窓棚」を配した什器の繊細で美しい佇まいも見所のひとつとなっている。
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