太陽光発電施工販売のイーステージコーポレーション(東京都世田谷区)はこのほど、鉛電池を使った低価格・大容量の蓄電池システム「エナジータンク」の予約販売を開始した。6月下旬から順次出荷する予定。
同システムの特徴は、安価で、運転実績のある鉛蓄電池を採用し、低価格化を図った点。現在販売されているリチウムイオン電池式にくらべ2分1から3分の1程度の価格での販売を想定している。
標準タイプは、600Wの定格出力で4時間の電力をまかなえる。最大出力は2000Wまで対応可能。筐体の外形寸法は、幅600mm、奥行き450mm、高さ900mm。同じ筐体で蓄電池容量を増やすことも可能。太陽光発電だけでなく、家庭用のコンセントからの充電などにも対応する。
電池寿命は約5年程度。ただし、使用状況により劣化の進み具合が大きく異なるので2年ごとに点検がいる。点検は有償で、1万~1万5000円程度。
設置の際に特殊な電気工事が必要なため、同社の営業圏内である関東から販売を開始する。ただ、圏外からの問い合わせも多く、全国展開も検討している。
※6月22日午後4時25分一部訂正
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