コンピュータシステム研究所(東京都新宿区)は10月16日、土地活用事業化支援システム「ROOK2(ルーク2)」(オープン価格)を発売する。「単体・集団規定」「斜線・逆日影・避難経路等の規制チェック」「概算見積」「収支計画」等の算出を1つのソフトで行えるもので、土地オーナーへ提出する事業計画書の作成時間を大幅に削減する。
「ROOK2」では、登録した計画敷地に、斜線・日影規制などの集団規定を考慮した建物ボリュームを作成し、その中に階段までの避難距離や採光などの単体規定をクリアした建物を自動で生成する。敷地上の避難経路も検討可能。賃貸共同住宅に対応し、建築知識の少ない人でも、簡単に建物のボリューム出しを行える。
設計士向け機能としては、手順を踏んだ手動での住戸配置・編集・解析が可能。また、首都圏59自治体のワンルーム形式マンションに関連する条例データを搭載し、条例をチェックできる。
そのほか、自動生成された建物の形状を認識し、マスターに設定した坪単価、各種係数に基づき概算見積を算出。概算見積した工事費を支出とした「予算計画」と、自動生成した建物からの住戸毎の収入による「賃貸計画」による事業計画書を作成できる。収支計画は、地主の目の前で変更が行え、瞬時に表面利回り・実質利回りまで計算可能となっている。
住宅ビジネスに関する情報は「新建ハウジング」で。試読・購読の申し込みはこちら。