フクビ化学工業(福井県福井市)は10月10日、天井にのせるだけで人の飛び跳ね音や歩行音を低減する「サイレントドロップ」を発売する。戸田建設(東京都中央区)との共同開発品。
これまで、上階からの飛び跳ねや歩行などの重量床衝撃音を減らす方法としては、コンクリートを厚く打設したり、板状の重量物を積層していくのが一般的だったが、建物への負荷や作業時の負担が大きいのが課題だったという。
今回開発した「サイレントドロップ」は、再生樹脂を主原料とした粒状の遮音材。粒状材料の衝突や摩擦により、天井から放射される振動エネルギーを効率的に吸収し、重量床衝撃音を抑制する。
450角の袋入りで、1個4kg。施工は簡単で、天井1m2あたり1.5〜2個を敷設するだけ。床衝撃音を聞かされる側の下階の天井から施工することが可能で、新築だけでなくリノベーションやコンバージョンにも適する。
4000円/個。
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