一般財団法人ベターリビング(東京都千代田区)と公益財団法人全国防犯協会連合会(全防連、東京都文京区)は9月26日、防犯優良賃貸集合住宅認定事業においてシリーズ認定を取得していた大東建託(東京都港区)の集合住宅の第一号が完成したことを受けて、初の防犯優良賃貸集合住宅(防犯優良賃貸)として登録した。
登録した建物は「PLACIDE」(群馬県前橋市/2階建、6戸)。主な特長は、(1)玄関ドアの錠前に防犯建物部品(CP部品)または5分以上の抵抗時間を有する指定建物錠を使用、(2)防犯カメラ、非常警報装置付きインターホンを設置、(3)防犯建物部品(CP部品)のガラス・サッシまたは面格子、窓シャッターを設置、(4)室内で洗濯物を乾燥させることができる浴室乾燥機や室内用物干しユニットを設置、(5)自転車をチェーン等で固定できるサイクルラック、施錠可能な構造の非開放型ゴミストッカーを設置、の5点が挙げられた。
防犯優良賃貸集合住宅認定制度は、概ね4階建てまでの新築賃貸集合住宅を対象とし、様々なタイプの集合住宅を3類型に分類し、類型に応じた基準を設けて審査するもの。認定の種別は、個々の賃貸集合住宅ごとに認定・登録する「個別認定」と、規格化された集合住宅をあらかじめ認定する「シリーズ認定」に分かれる。「シリーズ認定」では、集合住宅を建設する際に配置・外構設計などの適合確認等を行った後、登録となる。
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