不動産情報サイト「LIFULL HOME’S」等の住生活情報サービスを提供するLIFULL(東京都千代田区)は9月27日、「LIFULL HOME’S」に加盟する不動産会社向け電子契約プラットフォームの構築を目的として、電子契約サービス「クラウドサイン」を提供する弁護士ドットコム(東京都港区)と業務提携すると発表した。
賃貸分野において今年10月からIT重説が解禁されるなど、ICTを活用した業務効率化の動きが加速していることから、「LIFULL HOME’S」の加盟不動産会社ネットワークと「クラウドサイン」のサービスを持ち寄ることで、オンライン上での契約をスムーズに行えるプラットフォーム構築を目指すもの。
LIFULLは、これまで「LIFULL HOME’S」や、IT重説に対応した不動産会社向け業務支援サービスなどを提供しており、新たに電子契約サービスを加えることで、将来的には住まい探しの一連のプロセスをオンライン上で完結することを目指す。不動産会社向け電子契約サービスの開始時期は今年10月中を予定する。
弁護士ドットコムの「クラウドサイン」は、契約書作成、締結、保管をWeb上で行うことができるサービス。紙と印鑑による契約作業をクラウドに置き換え、契約締結のスピード化と、郵送代や印紙代、事務作業などの間接費の削減を実現する。2015年10月のサービス開始から2年弱で1万社が導入している。
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