カナミックネットワーク(東京都渋谷区)、パナソニック(大阪府門真市)、学研ココファン(東京都品川区)の3社は9月25日、学研ココファンが運営するサービス付き高齢者向け住宅「ココファン藤沢SST」において、介護サービスの向上とスタッフの負担軽減を図る実証プロジェクトを開始すると発表した。
「ココファン藤沢SST」全居室に設置するパナソニックの「エアコンみまもりサービス」が取得する生活情報などを、「地域包括ケアシステム」実現のために開発されたカナミックネットワークの「カナミッククラウドサービス情報共有プラットフォーム」と連携。これにより、介護職員や住宅職員は入居者の安否情報、睡眠状況、部屋の温度・湿度などを簡便に把握できるようになる。
サ高住などの高齢者住宅や介護施設では、入居者のプライバシーを重視しつつも、恒常的に安否・体調の確認を求められている。今回の実証プロジェクトでは、3社のもつ技術・ノウハウからIoTを活用した仕組みを構築。適切な状況確認をおこなうことで、サービスの質向上へと繋げていく。
同プロジェクトの概要は、9月27日から東京ビッグサイトにて開催される「第44回 国際福祉機器展 C.R.2017」のカナミックネットワークのブースで展示予定。
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