クラボウ(大阪府大阪市)は9月、断熱性能を向上させたノンフロン高性能断熱材「クランゼロ」シリーズを発売した。
ノンフロンかつ断熱性に優れている環境配慮型発泡剤・HFO(ハイドロフルオロオレフィン)を使用した高性能硬質ウレタンフォーム断熱材。アルミ面材付きの外張り用ボードタイプ「クランゼロボード」と現場吹付用スプレータイプ「クランゼロスプレー」を選ぶことができ、これらを組み合わせた内外両側からのダブル断熱工法も展開する。
熱伝導率は、ボードタイプは0.021W/m・K、スプレータイプは0.026W/m・K。従来品に比べ、ボードタイプは13%、スプレータイプは35%断熱性能が向上した。施工日数はどちらのタイプもそれぞれ1~2日程度。
製品開発に携わった同社環境マテリアル部断熱商品課の藤井孝彦さんは「本シリーズの開発は3、4年前から進めていた。ダブル断熱工法を用いることで、より快適な暮らしを提供できる」と思いを語った。
同社は「高性能建材EXPO」に出展中。会場はインテックス大阪、9月22日まで。
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