国土交通省は5月29日、姉歯秀次元一級建築士による耐震強度偽装を見過ごして建築確認を出した指定確認検査機関などについて、指定の取り消しなどの処分を行った。
姉歯被告の偽装98物件のうち、最多の37件に建築確認を出していたイーホームズについては、確認検査機関としての指定を取り消した。建築物の帳簿などは、それぞれ特定行政庁が引き継ぐ。
また、5人の検査員が業務禁止の処分を受けた日本ERIに対しては、500m2超の建築物の確認検査について6月13日から3ヵ月の業務停止を命じた。
東日本住宅評価センターとビューローベリタスジャパンについては、確認検査業務に関する善計画の提出と実施状況の報告を命じた。
同じく偽装を見過ごした日本建築総合試験所とUDI確認検査については、再発防止に向けて講じた措置などについての報告を求めた。
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