大建工業(大阪市北区)は9月13日、新たな研究開発拠点として「DAIKEN R&Dセンター(仮称)」の新設を決定したと発表した。岡山工場(岡山市南区)敷地内で今年12月に着工する。新拠点の開設により、長期ビジョン「GP25(グロウプラン25)」に基づく事業拡大と新規事業開拓の取り組み推進に向け、素材、製品、生産技術に関する研究開発力の強化、スピードアップを図る。
「DAIKEN R&Dセンター(仮称)」は敷地面積が1925m2、延床面積が4710m2。鉄骨造の4階建となる。来年7月竣工、同年10月運用開始を予定する。投資予定額は約13億円(固定資産投資額)。設計・施工は竹中工務店が手掛ける。
同センターでは、木材の利用促進につながる技術や自然エネルギーを有効利用した省エネルギー住宅に寄与する技術など、社会的ニーズの高い環境関連技術等の開発、実用化を進める。
同社は同センターの開設に伴い、他拠点や工場内に点在する実験設備・機器を移設、集約するとともに、新たな実験設備を導入し、研究開発の強化、効率化を図る。また、同敷地内にあるテクニカルスペース(製品の機能・技術面を訴求する展示施設)の機能を集約し、開発コンセプトや試作の展示スペースを設けることで、ステークホルダーとの対話や市場の声を開発に反映する。
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