矢野経済研究所(東京都中野区)はこのほど、国内住宅リフォーム市場の短期的なトレンド調査を実施した。2017年第2四半期(4~6月)の市場規模(速報値)は、前年同期比10.9%増の1兆5932億円となり、2016年後半から3四半期連続で前年同期比プラスを記録した。2017年上半期(1~6月)の市場規模は、前年同期比6.9%増の2兆8770億円だった。
2017年の市場規模は6.2~6.4兆円と予測する。第1・第2四半期がほぼ2015年と同じ水準で推移しており、また3四半期連続で回復基調が見られることから、2015年並みの規模で推移するものと予測する。
今後の住宅リフォーム需要については、2019年10月に予定される消費税増税に先行するかたちで、工期のかかる大規模リフォームを中心に実需が顕在化し、緩やかな伸びが続く見通しとしている。
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