一連の耐震強度偽装事件で、姉歯元建築士以外の建築士が構造計算を行った物件で初めて偽装が発覚した。
福岡市が調査をしていた、木村建設施工による福岡市内の賃貸マンション3件で、構造計算書の偽造が見つかった。構造計算を行ったのはサムシング一級建築士事務所(2004年9月廃業)。いずれも構造計算に連続性がない、建物の荷重を9−16%軽減して設計が行う、などの不正な操作が判明した。
3件のうち2件は耐震強度を満たしていなかったが、同市は、「緊急に安全性が問題となる状況にはない」としている。
また、この他にも1件確認申請図書が保管されてないものがあり、実際の調査を依頼された機関が竣工図などを基に再計算を行ったところ、耐震強度を満たしていないことなどが判明した。
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