住宅情報マガジン『いえーる すみかる』や、信頼できる不動産会社とユーザーを繋ぐ『いえーる コンシェル』を運営するiYell(いえーる、東京都渋谷区)はこのほど、住宅購入の負荷に関するアンケート調査を実施した。住宅購入の経験のある20~65歳の全国583人と、比較値検証のため、賃貸契約の経験のある20~65歳の全国781人を対象としたもの。
住宅購入の手続きなどに係る負荷について聞いたところ、「とても大変だった」「大変だった」と回答した人は合計90.4%にのぼった。これに対して、賃貸契約に係る負荷では「とても大変だった」「大変だった」の合計が58.9%となり、住宅購入手続きの負荷とのあいだに大きな差が見られた。
住宅購入を進めていく中で大変だった内容を質問したところ、「書類提出の依頼が複数回にわたり、準備するのが面倒だった」(37.4%)、「平日にしか取得できない書類があり、仕事で有給を取得しなればならなかった」(25.7%)、「引っ越しのスケジュール調整が面倒だった」(23.5%)が上位だった。賃貸契約に係る負荷の内容も同様の順位だった。また、「不動産・住宅ローンに関する知識不足で、契約が終わってから後悔したことがある」(13.7%)、「不動産会社の担当者とのスケジュール調整が面倒だった」(13.2%)という意見も見られた。
そのほか、負荷の内容を年代別に見ると、20代では「連絡方法」の負荷が大きいと答えた人が33.3%と最も多く、30代の15.2%、40代以降の1桁台に対しても割合が高かった。SNSを主要な連絡手段とする若い世代の方が、連絡方法に関する負担をより大きく感じていることが分かった。
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