パナソニック(大阪府門真市)は8月28日、自治体と連携した遠隔在宅ケアサポート・システムの実証実験を、9月1日より順次開始すると発表した。
大阪府交野市、大阪府箕面市、愛知県豊田市(豊田市つながる社会実証推進協議会)の各自治体と連携し、介護サービス利用中の協力者宅にIoT機器を設置。取得した生活リズム情報から、事業所は一人ひとりに適切なサービス内容やタイミングなどをケアプランに反映する。利用者の満足度向上につなげるとともに、緊急対応を減らし事業者の負担を軽減するシステムを検討していくという。
実証実験では、同社が2016年に開発・実用化した居室内の安否確認をおこなう「エアコンみまもりサービス」と同社製「ホームネットワーク」機器を組み合わせたシステムを新たに構築。在宅介護の効率化やケア内容の高質化を目的に実験を実施し、要介護状態の単身世帯でも安心して自宅生活ができる地域包括ケアシステムを実現、在宅生活の長期化を目指す。
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