人材紹介・エンジニア派遣・行政自治体向けアウトソーシング事業などを行うヒューマンタッチ(東京都新宿区)は8月25日、建設業に特化した人材関連情報や最新の雇用関連データをまとめた 『ヒューマンタッチ総研~Monthly Report 2017年8月』 を発表した。
2017年上半期の建設技術者の有効求人倍率は、年初から常に前年を上回って推移し、6月には5.17倍の高水準を記録。有効求人倍率の先行指標となる新規求人倍率も同様に推移し、6月には前年同月より1.46ポイント高い8.09倍の高水準に達した。
国土交通省の「平成29年度建設投資見通し」によると、2017年の建設投資は前年比4.7%増の54兆9600億円と伸び、建設業各社の旺盛な人材需要が続く見通し。先行指標である新規求人倍率の高さも踏まえると、建設技術者の人材不足は更に深刻化することが考えられる。
7月28日公表の建設業界の最新雇用関連データを見ると、建設業の就業者数は前年同月比1.2%増の504万人、雇用者数は同2.7%増の416万人だった。新規求人数は同8.0%増の7万1098人となり、11カ月連続で前年同月を上回った。
建築・土木・測量技術者の有効求人倍率は同0.79ポイント増の5.17倍、有効求人数は同5.5%増の5万5029人だった。前者は25カ月連続、後者は19カ月連続で前年同月を上回った。
建設・採掘の職業の有効求人倍率は同0.76ポイント増の3.92倍、有効求人数は同11.4%増の10万3615人だった。前者は26カ月連続、後者は18カ月連続で前年同月を上回った。
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