経済産業省は5月27日、窓の断熱性能表示制度の一部を改正した。これまで、同制度を使って性能を表示する場合は、製品を使った性能試験を行わなければならなかったが、今回の改正により、計算だけによる性能証明でも表示をできるようになった。
この表示制度は、一般の消費者にはわかりにくい窓の性能を、わかりやすく直感的に伝えるためのもので、視覚的なイメージで性能を把握できるようにシールなどを製品につける。ただ、義務ではないため、これまではコストや時間がかかる性能試験が普及の足かせとなっていた面もあった。
今回、計算による証明で利用できるようにすることで、企業の負担は小さくなった。参加メーカーを増やし、高性能窓の普及を促進する。
住宅ビジネスに関する情報は「新建ハウジング」で。試読・購読の申し込みはこちら。