１級土木施工管理技術検定、４０代合格者の増加傾向が続く

　建設・不動産関連の資格取得スクール「総合資格学院」を運営する総合資格（東京都新宿区）は、８月１６日に合格発表された平成２９年度１級土木施工管理技術検定学科試験についての分析結果を公表した。

　今年の学科試験受験者数は３万４６２９名で、前年よりも７１１名少なかった。合格者数は２万２９３０名で、合格率は前年よりも１１．２ポイント高い６６．２％だった。過去１０年間で２００８年度（合格率７０．５％）に次いで二番目に高い結果となった。

　合格者の年齢別割合では、２５～３９歳の割合の減少傾向が続く一方で、４０～４９歳の合格割合が前年度比２．９％増の３４．８％、５０歳以上の割合は同１．３％増の１１．６％と４０歳以上の合格者の増加が続いている。総合資格では、これまで一級の受験要件を満たしながら資格を保有していなかった層が、資格取得に向けて動いたと分析してる。

合格者と合格率は過去１０年間で二番目に高い数値となった