特定非営利活動法人キッズデザイン協議会(東京都港区)が主催する「第11回キッズデザイン賞」の受賞作品が8月21日に発表された。応募総数462点の中から、YKK AP、パナソニックなどの作品298点が受賞した。各大臣賞などの優秀作品は9月25日に発表される。
今回の応募作品の傾向としては、保育従事者向けのITサービスが増加したほか、子育て層の孤立化を防ぐサービスや、親子のコミュニケーションを促すアプリおよびその周辺ツールなど、多様化が進んでいく様子がうかがえた。また、2015年4月からスタートした「子ども・子育て支援新制度」の影響によって関連施設の応募が増えており、他の自治体や地域でも展開可能な好例となる作品が今年も見られた。
「キッズデザイン賞」は、「子どもが安全に暮らす」、「子どもが感性や創造性豊かに育つ」、「子どもを産み育てやすい社会をつくる」という3つのデザインミッションを実現するための優れた製品・空間・サービスを選び、広く社会へ伝えるための顕彰制度。受賞作品には「キッズデザインマーク」の使用が認められる。
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