ポラス(埼玉県越谷市)は8月10日、同社が学生を対象に実施した木造住宅の建築デザインコンペの応募作品を実物件化するプロジェクトで千葉県松戸市に建てた住宅を報道関係者に公開した。家の中央に外部空間的に使える吹き抜け土間を大きくとった3階建て住宅で、庭が取りにくいなどの都市型ミニ開発の住環境改善を狙った。提案者はコンペ当時(2014年)、九州大学大学院生で、現在、北川原温建築都市研究所に勤務する松川真友子さん。
縦長住宅の真ん中の部分を90度回転させたような外観が特徴。その部分が大きな吹き抜け土間となり、細長い狭小地でも光と風を取り込め、外部環境ともつながりを持たせるというアイデア。
土地面積は101m2で、延べ床面積は125m2。耐震等級3。販売価格の目安は5000万円強。
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