BXカネシン(東京都葛飾区)は、同社の「プレセッターSU 梁受金物」の使用範囲を拡大したと発表した。同金物を2種類組み合わせて上下に取り付ける「2個使い」をすることによって、1階に広い空間をつくりたい店舗併用住宅や、大きな荷重を受ける中大規模木造建築など利用できる範囲が広がりそうだ。
最近、戸建て住宅においては390mm以上の梁せいの木材を使用する機会が増え、また、中大規模木造建築においては「プレセッターSU 梁受金物」PS-33SUの1個使いではせん断耐力不足によりプラン実現が難しいケースが出ているという。
こうした実態を受けて、梁せいの大きい木材に同金物を2種類組み合わせて使った場合の性能試験を実施し、耐力数値データを拡充するとともに、明確化をはかった(試験機関:ハウスプラス確認検査)。
試験は2パターンで実施、次のようなせん断耐力データを得た。
(1)梁せい390mm以上に対応
使用金物:PS-24SU(上)+PS-18SU(下)
梁:105x390
柱:105角
→短期基準せん断耐力45.6kN
(2)梁せい540mm以上に対応
使用金物:PS-33SU(上)+PS-24SU(下)
梁:105x540
柱:105角
→短期基準せん断耐力51.3kN
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