ミサワホーム(東京都新宿区)はこのほど、千葉県富津市において、障がい者とその家族、勤務スタッフなどが住まう6棟の建物からなるコミュニティの工事を開始した。同市の土地オーナーから、保有する土地の有効活用についての相談を受け、障がい者グループホームを核とした新しいコミュニティづくりの提案を行ったもの。2018年3月の完成を目指す。
今回建設する6棟のうち、3棟は障がい者グループホームで、2棟は主にグループホーム利用者の保護者を想定した高齢者向けシェアハウスとする。残りの1棟は、同グループホームに勤務するスタッフとその家族が入居する建物としており、職住隣接に対応する。
プランニングでは、障がい者グループホームの入居者を1棟あたり2~4名とし、共用部分をはじめ、少人数で落ち着いた雰囲気の中で生活できる空間を提供する。敷地の中心には、くつろぎの空間となる中庭や家庭菜園を設けてコミュニティ内の交流の促進を図る。さらに、建物間の行き来のしやすさや歩くことの楽しさに配慮した遊歩道を設置するなど、ゆとりのある共用空間を提供する。
企画・デザイン監修は、同社のデザイナー集団であるセンチュリーデザインオフィスが担当する。
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