屋上アウトドアリビングや屋上ドッグランスペースなど木造住宅専用の屋上庭園「プラスワンリビング」を展開するinnovation(イノベーション、大阪市中央区)は7月31日、東京都練馬区に完成した11棟連棟の屋上リビング住宅においてメディア向け屋上体感会を実施した。屋上リビングを備える住宅としては、首都圏最大規模の分譲住宅となる。分譲・販売を手掛けたのは、練馬城北エリアを中心に住宅・不動産事業を行うマルジェ(東京都練馬区)。すでに全棟販売済みと言う。
innovationでは、2010年に屋上リビングをリリース。全国150社以上の地域工務店とパートナー契約を結び、現在分譲・注文合わせて7000棟の屋上リビング住宅の販売実績をもつ。
今回販売された住宅の屋上リビングは50m2ほどの広さで、アウトドアはもちろん、音楽を聴いたり映画を観たり、友人を招いてパーティーやディナーをする場としても絶好の場所。屋上という解放感の中でプライバシーもしっかり守られ、安心してアウトドアを楽しむことができる。
「豊かで自分らしいライフスタイルの実現のために屋上を利用する人たちにとって、屋上は”太陽光”ではなく、”心のエネルギー”をチャージできる場所。太陽光発電ではないもう一つの屋上の利用の仕方を提案したい」とinnovationの母体会社である東邦レオ(大阪市中央区)、ブランドコミュニケーション室の熊原淳室長は言う。
今年度は1000棟の販売を目指すが、すでに達成の手ごたえを感じているという。同社ではパートナー工務店との連携を強めて屋上リビングをさらに普及させていく考えだ。
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