小松精練(石川県能美市)はこのほど、保水性が高く、耐候性に強い保水セラミックス基盤を用いた屋上緑化製品「グリーンビズ」による屋上緑化システム工法「グリーンビズダム」を発表した。
「グリーンビズダム」は、グリーンビズ基盤を活用して雨水貯留機能を持たせた構造を屋上に造ることで、都市の美観形成、ヒートアイランド対策、雨水流出抑制対策に寄与する多目的な屋上緑化システム工法。治水効果(ダム効果)、蒸散機能、断熱機能、緑化機能の4つの特徴を備え、ひとつの屋上緑化を通して複数の都市問題を解決することができる。
同社は、関連会社のトーケン(石川県金沢市)、日新工業(東京都足立区)、東京都市大学・飯島健太郎教授による産学連携で、都市の屋上における治水効果(ダム効果)と建屋最上階の暑熱環境緩和効果を検証する実証実験を6月16日に行い、同工法の治水効果・蒸散効果・外断熱効果が優れていることを明らかにした。
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