Casa(東京都新宿区)はこのほど、スマホアプリで簡単に賃貸管理ができる「大家カフェ」のサービスを開始した。
不動産オーナーが抱える入居者募集、家賃管理、リフォームの3つの課題をスマホアプリで簡単に管理することができる。
空室対策はオーナーの最大の悩みと言っても過言ではない。「大家カフェ」の「入居者募集サポートサービス」では、Casaがこれまで培ってきた仲介店舗ネットワーク網を活かし、これらに対し空室情報を一斉配信して入居者募集を行う。これまで、近隣や付き合いのある仲介店舗に限られがちだった客付けが複数の不動産仲介会社へ空室情報が配信されることで客付けの機会が増え空室期間の短縮が期待される。
また、「家賃保証サービス」は、家賃債務保証と決済機能をもつCasaが入居者から家賃を引き落とす。引き落とし不能時もCasaがオーナーに家賃を振り込み、入居者への督促もCasaが行うので、オーナーの家賃回収の手間がなくなる。
「リフォームサービス」では、オーナーがリフォーム内容を選ぶだけで地域最安値の施工店を探し出し、オーナーはそのままスマホ上で施工店に発注ができる。
7月25、26日に東京ビッグサイトで開催された「賃貸住宅フェア2017」で同社ブースを訪れた不動産オーナーは、「地方に物件を持っていてリフォーム会社を探したり家賃管理をすることが難しく困っていたが、本サービスを導入したことで物件管理が容易になった。特に契約者ごとに振込日が違っていた月々の家賃回収にかかる手間や督促の手間がなくなった」と導入によるメリットを語ってくれた。
本アプリは、「大家カフェ」に会員登録すれば無料で利用できる。同社では今年度500件の登録を目指す。
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