阿部興業(東京都新宿区)はこのほど、首都圏(東京、神奈川、埼玉、千葉)の新築住居300戸を対象に、木製のドア・建具(ドア・引き戸・収納折戸・その他収納扉・障子・襖)の設置状況についての情報を収集・分析した「木製ドア・建具レポート」を発表した。
同レポートによると、和室に設置される典型的な建具である「障子・襖」を設置しない住居は300戸中189戸(63%)だった。1DKでは49サンプル中全戸が不使用(100%)だったほか、1LDKで96%、2LDKで82%、3LDKで61%、4LDKで54%、5LDK以上で33%が設置していなかった。
「収納折戸、その他収納扉(玄関、廊下、居間等での物入れ収納スペース用の扉)」の設置状況は、間取りの多い4LDK、5LDK以上の住居で使用本数が大きく増加していた。また、1DK、1LDK、2LDKの間取りの住居でも設置がみられ、一人住まいや夫婦二人、夫婦と子供一人などの住居形態でも、収納スペースを設置してなるべく室内を広く使おうとするスタイルへの志向がうかがえた。
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